※注意書き
WA5をお好きな方は、以下の文章は読まないほうがよろしいかと存じます。 殆ど批判的な内容しか書いてありませんので。 あと、何故か無駄に長いです(^^;) サブイベントなんてやってないでとっとと終わらせておけばこんなに脱力しなかったのかな(苦笑) いやでもほんとに、途中までは楽しかったんですよ。 ゲームとしては、フィールドも復活してバトルのバランスも改善してたりシステム上のストレスも減ってるし、 ファンサービス的なサブイベントも沢山あるしで、そのあたりは特に不満はないです。 ただ、シナリオを進めていくうちにだんだんなんとなーく『あれ?』とひっかかることが増えていって、終盤で違和感バリバリに…。 ディーンの性格も最初はそんなに抵抗なかったし。時々回り見えてないけど、まぁそのへんは年齢的にも許容範囲かと思って。 レベッカにARM譲った一件とか、優しいところもあっていい子だと思ったから。 …でも最終的にはついていけなくなったわけなんですけどね(^^;) そのあたりは後述しますが。 最初の違和感はあれかな、ルシルの涙に食いついたあたりかな。いくら涙に弱いったって初対面の女の子にあれはどうよ。 無神経にも程が………。 チャックに覚悟覚悟連呼するあたりもなんかなー、と思いつつ見てました。 あとは、レベッカとチャックの対四天王戦は正直付け足したようにしか思えなかったりとか。 まぁなんといってもエンディングが、ねぇ…。 WAシリーズは全部やってきましたが、こんなにすっきりしない、なおかつ納得できないラストは初めてです。 …といってもアヴリルのループは、あれはあれで仕方がないというか、 そもそもループしないと話自体が破綻してしまうので、その点については異論はないです。 切ないですけど。 むしろアヴリルが主人公のほうがいいんじゃないかと思いましたが。 さて。 ベルーニを救う為の方法がミーディアムを利用することでしたが、それも人間が協力することが前提でしたよね。 で、『ヴォルスングに放たれたゴーレムに襲われたことで人間とベルーニが一致協力、ひとつになったから大丈夫』って、 そんなご都合主義でいいんでしょうか。 それくらいで100年続いた確執が丸く収まるとはとても思えない。 共通の敵の出現で一時まとまったとしても、その敵がいなくなったらどうなるのか。 もともと両者の状態が良かったトゥエールビットとかならともかく、他の街の人間の、 ベルーニに対するわだかまりや恨みつらみがそう簡単になくなるでしょうか? せめて、ナイトバーンやペルセフォネやファリドゥーンが助けてくれる場面だけじゃなくて、他の一般ベルーニ兵と人間が協力して ゴーレムに立ち向かう演出でもあればもう少しマシにはなったかな…とは思いますが。それでも和解したことの納得はできませんけれど。 ヴォルスングの行動原理が結局怨霊にとりつかれてそうなっただけ、ってのもね。 あまりにもひねりが無さ過ぎるような。 ダークネスティアの為にあれだけの大量虐殺したこととか、 あと多分ゴーレム放した時も犠牲者はかなり出てると思うんですけどそのへんさらりと流されて、無罪放免でいいんですか? すべて怨霊のせいで済ませてる?それとも最後にディーンを怨霊から救ったからチャラなんでしょうか。うーん。 …せめて償いの旅にでてるとかの描写にすればいいのにね。それなら、ディーンが受け入れるという発言にも繋がるのに。 何よりラストシーンでいちばん腑に落ちなかったのは、というと。 リリティアと握手してくれというアヴリルの手紙を読んだディーンが、握手もせずにいきなりリリティアから離れて走り出したので、 『ああ、そんなにもショック受けてるんだね。アヴリルを守るって決めてたのに最後はこれだし、実は好きだったんかなぁ…』と思っていたら、 テレビカメラの前にいくなり演説始めておもむろに握手でしょ。どこの政治家のパフォーマンスかと思いましたよ。 その前にアヴリルにジョニー・アップルシードとして挨拶を、と言われたときには戸惑っていたのにこの変わりよう。 じゃあ、アヴリルのことは特に仲間以上の意識は無かったのか…と思えば、Exファイルキーでは『実はアヴリルに惹かれていた』とか 載ってるし。ええー。それなのにあのリアクションなの?いくら自覚がなくてもそりゃ無いよ…。 ここで思いっきり冷めましたね。 というか、あのExファイルキーの後日談は本来エンディングで語るなりするべきところじゃないですか。 エンディングじゃ思いっきりグレッグとチャックとキャロルは放置されてるし…。 あれじゃ手抜きと言われても仕方がないと思います。 …チャックがディーンに諦めることを教えた、ってそんなとこありました? ルシルを諦めたことがアヴリルを諦めたことに繋がるんですかね。それくらいしか思いつかないんですけど。 アヴリルのループに関して『鶏が先か卵が先か考えてはいけない』ってそれ………話を作った本人がいちばん言っちゃいけないことだと 思うんですけどね。せめて攻略本のインタビュー内とかならともかく、ゲーム内でそれ言っちゃダメですよ。 あと、キャラ雑感。 ぶっちゃけた話、チャックとキャロルの存在意義があんまりよくわからない。 もちろん、教授とかファリドゥーンとの繋ぎとしては必要なのはわかってますけど、なんというか…主人公であるディーンとの精神的な 繋がりにおいて必要性を感じられない。 というか、パーティメンバーにおいて、ディーンにとってのアヴリル以外のキャラは、 確かに色々フォローなり手助けはしてくれているけれども、居なくてもそれはそれで自分でなんとかしてしまったのでは、 という感がぬぐえない。 それは何故かというと、ディーンが物理的な面でなく、精神的に挫折した場面が無かった気がするから。 多少は落ち込んだりすることもあったけれど、持ち前の前向きさであっさり立ち直っているのが殆どだった。 そういうキャラが悪いとは言わないし、『諦めない限りなんでもできる』が身上のキャラが果てしなく落ち込んだりする様を表現するのは 難しいのかもしれないけれど。 …でも、自分にとってのWAシリーズというのは、主人公も含めてそれぞれに何か抱えているものがあって、それをメンバー同士がお互い に助け合って支え合って克服し、成長していく話だと思っていたから。 他の5人にとっては、ディーンは確かに必要な存在だったのかもしれないけれど(そのへんもちょっと説得力にかける気がしている)、じゃあディーンには?というと……、やっぱり、 アヴリルくらいじゃないかと……。 そのアヴリルに対するディーンの反応も、先に述べた通りでしかなかったわけで、なんというか…、 ディーンに人間味を感じられなくなってしまったようです。最終的に。 なんだろう、最初の思い入れが強すぎたのかなー? そういえば、オープニングムービーで消えた光を抱きしめてうずくまるディーンの場面、あれなんだったんですかね? きっとああいう喪失感を伴うようなイベントが待っているのだろうと、ドキドキしながら進めてたんですけど、 結局なんにもなくって肩透かしを食らった気分なんですが。 アヴリルを失う伏線…? レベッカは最初から最後まで、気の毒な立場の子だったと思います。 他人の心情に聡すぎるせいで、損な立ち回りをすることが多くて。 この先、ディーンがリリティアには何とも思って無くても、ループしていったアヴリルのことをレベッカは気にしてしまうのでしょうね。 むしろレベッカを必要としていたのはアヴリルだったのかも…。 この先自分がディーンの傍にいられなくても、レベッカなら、という思いはあったかもしれません。 見た目でいちばん好みだったのはグレッグだったのですが。ポリゴンなのになんかエロいし(苦笑)腰周りとか。 えーと、こういっちゃなんですが、ザックとカブってますよね…。 というか、普通に常識人で、普通にいい人っていうか、逆にそんなにクセもないっていうか…。 アヴリルは、んー、よくわからない。健気で一途な人だというのはわかるのだけど。 そもそもディーンが好きでループしているというのが大前提なわけで、じゃあなんでディーンが好きなの?というところが一切不明 なんですよね。ループにしてもその始まりがあったんだろうけど、多分その謎が明かされることはないだろうしなぁ…。 そのあたりがわかれば、ディーンに対する印象も変わるのかもと思ったり。 チャックとキャロルはあんまり印象に残ってないです。すみません。 戦闘で全然使わなかったせいもあるのかなぁ。 もう殆どディーンとレベッカとグレッグで固定だったもので。 サブイベントの、ロディ(っぽい人)関連はなんだか凄かったですね(笑) 一応ジェーン(っぽい人)の手紙を渡してきたんですが、残りの二人の落胆振りが怖かった…。 とりもった二人の進展っぷりも意外だったけど。 他の手紙を渡してたらどうなってたんだろうか(笑) …無印からずっと、通してPLAYしてきて、それも3の時からは発売日に買って…と今まで過ごしてきましたが、次回はちょっと、 様子を見てから買うかどうか決めます。 シナリオ担当が金子さんに戻ったら、買うと思いますが。…戻ることあるのかなー。 以上、ここまで読んでくださった方お疲れ様でした。 ブラウザを閉じてお戻りください。 |